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  1. ボツリヌス療法Q&A

ボツリヌス療法について

Q1.ボツリヌス療法で完全に治りますか?
A.ボツリヌス療法は対症療法であり、痙縮(けいしゅく)や運動まひそのものを治癒させるわけではありません。ただし、ボツリヌス療法を開始することによって、過剰に緊張している筋肉をゆるめられるため、理学療法や装具療法などを、よりスムーズに行うことが可能となり、より効果的に運動機能を改善させられる可能性があります。特に下肢痙縮に伴う尖足(せんそく)を軽減すると、立位や歩行の改善につながり、同時に関節拘縮(かんせつこうしゅく)や変形・関節脱臼の予防が期待できます。

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Q2.ボツリヌス療法はずっと続けなければならないのですか?
A.ボツリヌス療法の効果は通常4ヵ月間持続すると考えられていますが、その後は効果が弱くなり、徐々に筋肉の緊張が戻ってきます。したがって、症状と経過を観察しながら、どれくらいの間隔で、どれくらいの期間、治療を続けるのかについて主治医とご相談ください。

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Q3.ボツリヌス療法の注射を受けたあと、気をつけなければならないことはありますか?
A.注射を受けてから数時間は、おくすり(薬液)が必要以上に広がるのを避けるため、注射部位をもまないよう気をつけてください。注射を受けた日は、入浴や激しい運動など血流を増やすような行為は控えてください。帰宅後は副作用の発現に気をつけて、気になる症状がみられた場合はすぐに医療機関へご連絡ください。

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Q4.ボツリヌス療法を受けられない人はいますか?
A.重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)など全身性の筋肉の脱力を起こす病気がある場合は、これらの病気を悪化させる可能性があるので受けられません。

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Q5.他の病気で薬を飲んでいる場合、ボツリヌス療法を受けても大丈夫ですか?
A.市販薬も含めて、飲んでいるおくすりがある場合には必ず担当医に申し出てください。とくにアミノグリコシド系の抗生物質、パーキンソン病の治療薬、筋弛緩薬(きんしかんやく)、精神安定剤などの投与を受けている場合は、担当医の指示にしたがってください。これらのおくすりは、ボツリヌス療法と同時に使用すると、効果が強くあらわれることがあるため、十分な観察のもとで投与を行う必要があります。

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Q6.ボツリヌス療法と内服の筋弛緩薬(きんしかんやく)を併用することはできますか?
A.ボツリヌス療法と内服の筋弛緩薬(きんしかんやく)を併用すると、過剰に筋肉が緩んでしまうおそれがあります。すでに内服の筋弛緩薬(きんしかんやく)を使用している場合には、必ず主治医と相談してください。

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Q7.ボツリヌス療法を受けたときに予防接種も同時に受けて大丈夫ですか?
A.予防接種とボツリヌス療法を一緒に行った場合の効果や安全性を確認したデータはありません。なお、ボツリヌス療法の効果は1〜2週間程度で安定しますので、ボツリヌス療法の注射を打ったあと、1〜2週間たってから予防注射をするのがのぞましいと考えられています。予防接種が先の場合には、各々の予防接種の注意に従ってください。

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